米Yahoo!は米国時間12月12日,同社の新しい検索広告プラットフォーム(開発コード名:Panama)の正式提供を開始した。これまで,既存の広告主に試験的に提供していた同プラットフォームを広く一般に利用可能とする。「デザインを一新し,使い勝手を向上させた」(同社)。

 新プラットフォームでは,ターゲットにしたい顧客の地理的位置の指定や,キーワードと予算の設定など,「5つのステップを踏むだけで」(同社)検索広告用アカウントを作成できるという。また,広告主が速やかに投資を回収できるように,広告のテストおよび最適化機能を用意する。米メディア(CNET)によると,異なる広告のローテンションを組んで,最も効果の高い組み合わせを見つけたり,対象とする地域に最適のキーワードを特定したりできるという。

 Yahoo!は新プラットフォームへの移行を,各地域ごとに段階的に実施する。米国の広告主には,2007年第1四半期までアップグレードを呼びかける。また米国以外の広告主も,同社Webサイトを通じて,早期アップグレードを予約できる。

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