米AOLが米国時間12月7日,AP通信と共同で実施したIM(インスタント・メッセージング)の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると,ティーン(13~18歳)のIM利用者では,72%がメールよりもIMをよく利用するという。19歳以上の成人ではこの割合が26%だった。

 IM利用の頻度については,成人IMユーザーの54%が「毎日接続する」と回答。ティーンとヤングアダルト(19~29歳)のIMユーザーでは,44%が1日に複数回IMにログオンしていた。ヤングアダルトのIMユーザーは,40%が毎日26通以上のIMメッセージを送信している。また,IMの利用頻度は既婚者より独身者で高く,1日に1回以上IMに接続している人が既婚者で49%だったのに対して,独身者では64%だった。

 ティーンのIMユーザーは30%が,「IMのない生活なんて考えられない」と回答している。この傾向は男子(23%)よりも女子(36%)が強い。いっぽう,成人ユーザーで「IMなしでは生きていけない」と答えた割合は17%。

 成人IMユーザーでは,27%が仕事でIMを使用していた。そのうち59%は,1日に6通以上IMメッセージを送信する。また,41%が「IMで仕事の生産性が向上する」と述べた。

 IMの用途について見ると,ティーンでは「写真の共有」(56%),「音楽および動画ファイルの共有」(33%)などが挙げられた。成人では「音声チャット」(19%)や「ビデオIM」(17%)の利用がティーン(それぞれ15%と11%)を上回った。

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