米Microsoftは,ITU TELECOM WORLD 2006の会場内で,「Microsoft TV」などの同社のプログラムを利用したユーザー・エクスペリエンスを演出してみせた。
IPTVの「Microsoft TV」,「Enhanced VoIP」,「Hosted Messaging and Collaboration」,「Widows Mobile Device」,「Unified Communications Solutions」, 統合ソフトウエア・プラットフォームの「Connected Services Framework」,Webサービスの開発を促進する「Connected Services Sandbox」などを活用,実現する姿である。いつでも,どこでも,どんなデバイスでもアクセスできるという世界の概要は以下の通りである。
自宅で,Microsoft TVでサッカーの試合を見ている。しばらくすると,画面にメッセージが。サッカー・ゲームの誘いである。そこでサッカーの試合を見ながら,サッカー・ゲームを楽しむことに(写真1)。サッカーの試合がいいところ,ゴールしたようだ。サッカーの試合を全画面に表示し,そのゴール・シーンをあらためて見られる。
そこで,友人のジョンに,勝利したチームのシャツを贈ることに。スクリーンの右下のアイコンをクリックするだけで,オンライン・ショッピングができる(写真2)。自分の情報は,Passportに登録してあるため,入力不要である。
テレビ画面にメッセージが表示される。「飛行機の時間が近づいている」というメッセージである(写真3)。出かけなければならない。そこで,端末をテレビからPDAに切り替える。こうすることで,PDAでサッカーの試合を続けて見られる(写真4)。
飛行機が到着し,車を借りたが,ホテルの場所がわからない。PDAを使い「I'm Lost」サービスにアクセス(写真5)。カー・ナビゲーションのように行き先を案内してくれる。
ホテルの部屋では,モバイルPCを使う。モバイルPCにはMicrosoft Communicatorが搭載されている。Live Meetingを利用して,明日のプレゼンテーションと打ち合わせをする(写真6)。打ち合わせが終わり,「サッカーの試合はどうなった?」と続きを見る。
こういったユーザー・エクスペリエンスを実現するプログラム,製品をMicrosoftブースでは紹介。
Microsoftのユニファイド・コミュニケーション戦略を実現する製品のひとつ,「Microsoft RoundTable」のデモも披露していた(参考記事)。360度を写すテレビ/Web会議端末である。画面上の左上は話者の映像で,音声に反応して自動的に切り替わる(写真7)。