米Netbulaは,米StorageTekと米Sun Microsystemsが同社の著作権を侵害しているとして,米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提訴した。同社が米国時間12月5日に発表した。

 Netbulaは,RPC(Remote Procedure Call)開発ツールなどを手がける企業。訴状では,両社がNetbula製品の中心となる技術を「LibAttach」ソフトウエアで不正に使用しており,Netbulaとの契約に違反したと主張している。また,侵害行為について虚偽の陳述によってNetbulaを欺いたとしている。

 同社は,訴訟を通じて不正行為の差し止め命令と損害賠償を求めている。また,両社から著作権を侵害したソフトウエアを取得した顧客の情報も要求している。

 Netbulaのスポークスマンは,「この問題について,Sunとライセンス契約の条件に基づいて話し合いを試みたが,解決には至らなかった。そのため法的手段を取らざるを得なかった」と説明している。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,Sunは2005年6月にStorageTekを買収すると発表していたが,買収前から著作権の侵害行為が行われていたとして,Netbulaは2社を個別の企業として訴えているという。

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