写真1 アクセスが参考出品したDLNA1.5対応のPDA
写真1 アクセスが参考出品したDLNA1.5対応のPDA
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写真2 動画データなどをデコードする試作ボード
写真2 動画データなどをデコードする試作ボード
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 アクセスは,家電ネットの標準規格であるDLNA 1.5に対応したPDAを,中国・香港で開催中の「ITU TELECOM WORLD 2006」に参考出展した。Windows Mobileが稼働するPDA(写真1)と,沖電気工業のメディア・サーバーBBMRを組み合わせて,BBMR上の静止画や動画を表示する。

 実は,メディア・サーバー上のデータをPDAなどの端末に表示するだけなら,従来のDLNA 1.0に対応した機器同士でもできる。今回の目玉は,1.0 Expandedと呼ばれる拡張機能を使っている点にある。その一つは,メディア・サーバー上に複数の解像度の画像を用意しておき,端末の能力に合わせてメディア・サーバーが配信すること。また,端末はMPEGなどの動画データを自分でデコードするのではなく,専用機器がデコードしたデータを表示したりできる。

 アクセスによると,DLNA 1.5に対応した開発キット「NetFront LivingConnect」を,2007年2月ごろに提供し始める予定だという。