米Yahoo!は米国時間12月4日,検索広告と表示広告に関する調査結果を発表した。それによると,検索広告と表示広告を組み合わせた方が,それぞれを単独で展開する広告キャンペーンより,大きな効果が得られるという。

 調査は,米comScore NetworksがYahoo!の依頼を受けて実施したもので,異なる分野のFortune 100企業が実際に行った広告キャンペーンを対象にした。

 検索広告と表示広告を同時に展開した場合,ユーザーのページ・ビューは68%,サイト滞在時間は66%増加した。また,両広告を目にしたユーザーは広告を見なかったユーザーに比べ,広告主の製品やサービスを購入する割合がオンラインで244%,オフラインで89%も高かったという。

 さらに,両者を併用した広告キャンペーン中は,ブランド名,社名,製品名など,その企業の商標に関する検索が平均26%増加した。

 「検索広告と表示広告は単独でも効果的だが,両者を併用することでさらなる相乗効果が生まれることが分かった」(Yahoo!販売担当執行副社長のGreg Coleman氏)。

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