Microsoftは現地時間12月4日,マッシュアップによるWebサービスの開発促進を支援するプログラム「Connected Services Sandbox」を発表した。同プログラムは,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV),システム・インテグレータ(SI),ネットワーク機器プロバイダ(NEP),通信サービス・プロバイダなどによる,新しい通信サービスの開発や市場投入の支援を目的としている。

 Sandboxは,既存の通信サービスにWebサービスを組み合わせるマッシュアップを奨励する。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)モデルを通じて,ネットワークや端末へのサービス提供を狙う。

 Microsoftは,同プログラムを通じて参加企業に同社の「Connected Services Framework」「Solution for Hosted Messaging and Collaboration」「Solution for Windows-based Hosting」「Customer Care Framework」といった製品やサービスを提供する。

 カナダBell Canada,英BT,米Ensim,カナダNortel Networksなどが同プログラムへの参加を表明している。

 また,新しいサービスの開発を促進するために,MicrosoftはBTと共同で2007年1月よりサービスのデザインおよび開発のコンテストを実施する。

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