中国のオンライン検索ベンダーBaidu.com(百度)は,2007年に日本の検索市場に参入する計画であることを現地時間12月4日に明らかにした。

 同社会長兼CEOのRobin Li氏は,「当社は非英語検索における強みを実証済みだと確信している。日本のインターネット普及度は高く,中国語と日本語が類似していることから,この(日本)市場は理想的な次のステップとなる」と説明した。

 同氏によれば,Baidu.comは日本語検索技術の開発に関して半年以上にわたり調査を実施したという。

 同社は2005年8月に米店頭株式市場NASDAQで新規株式公開を果たしており,取引初日の終値は公開価格27ドルに対し約95ドル (約354%)高い122.54ドルとなった(関連記事)。

 ちなみに中国ネットワーク情報センター(CNNIC)の調査によると,同社検索エンジンは中国市場で60%以上のシェアを占める。

 なお,Baidu.comには米Googleや米ベンチャ・キャピタルが出資しており,米Intelはインターネット検索と関連アプリケーションの開発で提携を結んでいる(米メディア)。

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