米New York Timesは,Windowsパソコン向けのニュース配信アプリケーション「Times Reader」(ベータ版)の無償提供を開始した。同社が米国時間11月30日に明らかにした。同社のWebサイトからダウンロードできる。最終版の提供開始は2007年になる予定。

 Times Readerは,New York Times紙の記事をパソコンで閲覧するためのWindows XP/Vista用ソフト。New York Timesが米Microsoftと共同で開発した(関連記事:米MSと米NY Times,ニュース配信アプリ「Times Reader」試作版を発表)。Windows XPで利用するにはアプリケーション実行環境「.NET Framework 3.0」が必要。

 Times Readerは,Windowsのプレゼンテーション・サブシステムである「Windows Presentation Foundation」を利用している。パソコンの画面に合わせて文字サイズやレイアウトを調整し,読みやすく表示できるという。記事の取得時間は1分程度。オンラインで記事を読むだけでなく,最新記事を取得した後にオフラインで読む機能も備える。

 米メディア(internetnews.com)によると,記事の配信は,RSSフィードを使ってバックグラウンドで行うという。

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