米Novellは米国時間11月30日,Linuxベースのソリューションの新版「Novell Open Enterprise Server 2」を発表した。同製品は,同社のネットワーキング・プラットフォーム「NetWare」にLinuxを組み合わせたもの。2007年に出荷を開始する。同社は,同製品の導入を促進するために,トレーニングと技術サービスも提供する。

 新版では,NetWareのワークグループ・サービスをSUSE Linux Enterprise上で完全に実行するようになる。また,SUSE Linux Enterpriseの仮想化技術により,NetWareアプリケーションのハードウエア・サポートを拡大する。そのほかにも,同社が11月28日に発表した管理自動化ソフトウエア「Novell ZENworks Virtual Machine Management」を通じて仮想化環境を管理し,Windowsとの相互運用性を強化する。

 同社は,2007年3月末までにOpen Enterprise Serverを購入またはアップグレードするユーザーを対象に5日間のトレーニング・コース「Integrating Novell Open Enterprise Server for Linux」の自己学習キットを無料で提供する。対象となるユーザーは,インストラクタが指導する同コースを割引価格で受講することもできる。また,製品メインテナンスを契約したユーザーには,技術サポートを90日間無料で提供する。

 同社によれば,バックアップ・ソリューションの米CA,米CommVault,米Syncsortやアンチウイルス・ソフトウエアの米McAfee,米Symantec,米Trend MicroなどがOpen Enterprise Serverのサポートを表明しているという。

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