米GSI Commerceは米国時間11月30日,ホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングにおける決済方法について調査した結果を発表した。同社の電子商取引プラットフォームを導入するパートナのオンライン・ショップを調査したところ,11月24日のブラック・フライデー(感謝祭直後の金曜日)から27日のサイバー・マンデイ(感謝祭明けの月曜日)までに利用された決済方法は,直接クレジット・カードを使わない「Bill Me Later」「Google Checkout」「PayPal」が全体の18%以上を占めたという。

 同社によれば,11月29日の時点でパートナ企業の60%以上は,大手クレジット・カードによる決済以外に,複数の支払いオプションを用意しているという。クレジット・カードを持っていなくても製品を購入できるようにすることが狙い。

 また,インターネットや電話を通じてクレジット・カード番号を提供することにセキュリティ上の不安を感じている顧客でも,安心して製品を購入できるようになるので,これらのオプションは顧客数を増やすためにも重要だという。

 GSIの電子商取引プラットフォームでは,オンライン・ショップの利用者がクレジット・カード番号をオンライン販売事業者に提供することなく決済できる「Google Checkout」や,請求書が郵送される「Bill Me Later」,電子メール・アドレスを利用して口座間のオンライン送金を行うPayPalなどの決済方法を提供している。そのほかにも,ギフト・カード,小切手,郵便為替などによる支払いにも対応している。

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