米SANS Instituteは11月29日,アルゼンチンのセキュリティ・ベンダーArgeniss Information Securityが予定していた「The Week of Oracle Database Bugs」が中止されたことを明らかにした。「The Week of Oracle Database Bugs」とは,12月の第1週に,Oracle製品の新しいセキュリティ・ホールを毎日1件ずつ公表するとしたプロジェクトのこと。

 「The Week of Oracle Database Bugs」の計画は,11月下旬に,Argeniss Information Securityの創業者兼CEOであるCesar Cerrudo氏によって発表された(関連記事:「12月第1週にOracle製品のセキュリティ・ホールを毎日公表する」,研究者が宣言)。

 Cerrudo氏はセキュリティ研究者として知られ,今までにもOracle製品やMicrosoft製品などのセキュリティ・ホールをいくつか発見している。このため,宣言どおりにセキュリティ・ホールが公表されるとみられていた。

 ところが11月末になって,Argeniss Information SecurityのWebページにおいて,同プロジェクトの中止を発表した。理由については,「多くの問題により(due to many problems)」とだけ記されていて,詳細については明らかにされていない。

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