米Googleは米スタンフォード法律学校に200万ドルを寄付する。スタンフォード法律学校が米国時間11月29日に明らかにした。同学校は,Googleの寄付金を,シリコンバレーにある研究センター「Center for Internet and Society(CIS)」の資金にあてる。

 CISは,特に新技術と法規に焦点をおいた公益技術法律およびポリシー・プログラムをテーマとして2000年に設立された。近年では,知的資産,言論の自由,プライバシ,セキュリティなどの分野に取り組んでいる。直近のプロジェクトとしては,確認判決訴訟を通じたデジタル環境における「公正な使用権」の保護を研究する「Fair Use Project」などがある。

 GoogleとCISは,情報の使用権と所有権におけるバランスの確立を目指し,協力するという。

 「CISでは,ナレッジや情報の可用性を高める手段を探る一方で,その所有者や作成者を保護し,現在最も重要な課題の1つを克服することを目指している」(スタンフォード法律学校学部長のRichard E. Lang教授)。

[発表資料へ]