米3Comは,中国Huawei Technologies(華為技術)との合弁会社である中国Huawei-3Com(H3C)を100%子会社化する。3Comが米国時間11月28日に明らかにしたもの。3ComとHuaweiは,3ComがH3C株式の49%をHuaweiから買い取ることで合意に至った。

 株式の買い取り価格は8億8200万ドルとなる。3Comは,H3Cの株式資産の総額を18億ドルとしている。Huaweiは,取引終了から18カ月に限り,3Comと競合する活動を展開しないことも合意した。

 米メディア(internetnews.com)によると,これまでHuaweiは3Comとの提携によって米国と欧州で製品を販売する権利を得ていたのに対し,3ComによるH3Cブランド・ネットワーク機器の販売は中国と日本に制限されていたという。

 また同メディアは,米GartnerアナリストであるMark Fabbi氏の「3ComがHuaweiからH3Cの株式を買い取らなければ,Huaweiは3Comの持つH3C株式を買い取っただろう。いずれにしろ,Huaweiが3Comとの関係解消を望んでいたのは明白だった」という発言を報じている。

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