米Google傘下の米YouTubeと,米ホッケー・リーグ(NHL)は,映像配信および広告に関する戦略的提携を結んだ。YouTubeとNHLが米国時間11月15日に明らかにしたもの。NHLは,11月に始まる2006~2007年シーズンの試合について,ハイライト映像をYouTubeで無料配信する。ただし,契約金額など詳しい取引条件については伝えていない。

 ハイライト映像は,試合のテレビ中継終了後24時間以内にYouTubeで視聴可能とする。試合の模様だけでなく,関連映像も提供する。NHLは専用サイト「Brand Channel on YouTube」を開設し,映像にアクセスしやすい環境を整える。

 NHLはYouTubeが提供するコンテンツ管理/著作権保護対策ツール「Claim Your Content」を利用して,映像コンテンツを管理する。またNHLは,コンテンツを削除するか,配信を継続して広告収入の一部を得るか,という判断を自身で行える。

 米メディア(InfoWorld)によると,YouTubeはNHLと締結したものと同様の契約を,ソニーとドイツBertelsmannの合弁会社Sony BMG Music Entertainment,米Universal Music Group(UMG),米CBS,米Warner Music Group,米NBCと結んでいるという(関連記事:YouTubeとWarner Musicが提携,Warnerの音楽コンテンツを利用可能に)。

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