米Microsoftと米Sprintは米国時間11月15日,モバイル・サービスに関する戦略的提携を結んだと発表した。まず,Sprintユーザーに対し,携帯電話からMicrosoftの検索サービス「Windows Live Search」を利用可能にする。

 Sprintユーザーは,Windows Live Searchを通じて着信音や壁紙,アプリケーションといったSprintのコンテンツを検索できる。また,Microsoftの地域検索「Windows Live Local Search」のコンテンツにアクセスし,近隣の販売店やレストランなどを見つけたり,地図や道路案内情報などを取得したりできる。

 同サービスは,Sprintの携帯電話サービス「Sprint PCS Vision」「Sprint Power Vision」に加入しているユーザーを対象に同日より無償で提供する(一部の旧式機種では利用できない場合がある)。

 当初は,位置ベースの検索を行うにはZIPコードや住所,都市名などを入力する必要があるが,「将来版では,承認を得た上でユーザーの位置を自動的に特定し,最適な地域情報を提供できるようにする」(両社)という。

 そのほか両社は,Microsoftの「Connected Services Framework」などの技術を用いて,Sprintユーザー向けに従来の通話サービスとWebサービスを組み合わせた新たなサービスの開発および展開についても共同で取り組む予定である。

[発表資料へ]