米司法省(DOJ)からDRAM製品の販売について独占禁止法違反で訴えられていたエルピーダメモリの元副社長は,国際的なDRAM価格カルテルに加担したことを認め,罰金を支払うことと禁固刑を受けることに同意した。DOJが米国時間11月16日に明らかにしたもの。
エルピーダメモリの販売担当副社長だったD. James Sogas氏は,25万ドルの罰金を支払うとともに,米国で7カ月間の禁固刑を受ける。今後のDRAM価格カルテル捜査に協力することも約束した。
法人としてのエルピーダメモリは既に有罪を認め,8400万ドルの罰金を支払うことでDOJと和解している。
これまでDOJは,国際的なDRAM価格カルテルに加わったとして,DRAMメーカー4社と個人17人に対し,合計7億3100万ドル以上の罰金を科してきた。各メーカーが支払いに応じた罰金の額は,Samsungが3億ドル,Hynixが1億8500万ドル,ドイツInfineon Technologiesが1億6000万ドル,エルピーダメモリが8400万ドル。
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