米Microsoftは,写真から3次元(3D)モデルを作成できる技術「Photosynth」の技術プレビュー版を公開した。MicrosoftのPhotosynthチームが米国時間11月9日,Microsoft Live LabsのPhotosynthブログへの投稿で明らかにしたもの。

 MicrosoftのWebサイトから「Internet Explorer(IE)6/7」用のプラグインを無償でダウンロードできる。ほかのWebブラウザへの対応について,Photosynthチームは「非常に関心がある」としている。

 Photosynthは,ユーザーの持っている写真やインターネット上にある多数の画像を組み合わせ,建物など特定の対象物に関する3Dモデルを作成する技術。具体的には,写真を処理して窓枠の角やドアのハンドルといった顕著な特徴を抽出したうえで,同じ特徴を備える写真をインターネットから集め,3Dモデルを生成する。ただしモデル作成には,場合によって数時間から数日かかるという。

 スムーズに3D画像を動かせるほか,拡大して細部をみるといった操作が可能。作成した画像を保存する機能などについては,現在開発を進めている。

 米メディア(CNET News.com)によると,Photosynthは,Webブラウザ用のActiveXプラグインとWebサーバー側のサービスを組み合わせて実現しているという。

[Photosynthチームの投稿]