米MicrosoftはiPod対抗ブランド「Zune」のWebサイトを開設した。楽曲の販売のほか,携帯型プレーヤや周辺アクセサリ,アーティストやデザイナ作成の画像/アニメーションなどを紹介する。また,同社は従来の音楽配信サービス「MSN Music」でのダウンロード音楽販売を停止する。

 MicrosoftがMSN Musicのカスタマ・サービス・ページで伝えている内容によると,11月14日以降は,MSN Musicのアルバムやアーティストのページにあった「Buy(購入)」ボタンが,Zuneのオンライン・コンテンツ販売サービス「Zune Marketplace」または米RealNetworksの音楽販売サービス「Rhapsody」へのリンクに変わるという。

 Zune Marketplaceは,米Apple Computerのオンライン・コンテンツ販売サービス「iTunes Store」に対抗して立ち上げるもの。1曲単位での購入が可能なほか,月額14.99ドルで好きなだけコンテンツをダウンロードできる会員制度「Zune Pass」も用意する。

 Zuneブランドの携帯型プレーヤも11月14日に提供開始する予定で,希望小売価格は249.99ドルである。

 なおMicrosoftは,昨年10月に独占禁止法違反訴訟でRealNetworksと和解した際,インターネット・サービス「MSN」でRhapsodyとの連携を図るといった,デジタル音楽分野に関する提携を結んでいる(関連記事)。

[ MSN Musicのカスタマ・サービスのページ]