ドメイン名やIPアドレスの管理業務を担当する非営利組織Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)が米国時間11月1日,さまざまな言語で書かれたURLに対応する国際化ドメイン名(IDN)の導入に関するこれまでの進捗と今後の計画を発表した。ICANN会長兼CEO(最高経営責任者)のPaul Twomey氏は「最終的な試験と仕様の調整が2007年末には終わる」としている。

 現状について,Twomey氏は「非常に複雑な最終段階にある」と説明する。現在ICANNはDNSルート・サーバーのゾーン・ファイルを準備する作業として,閉じた環境でテストを実施している。試験の進行状況や結果は,ICANNのWebサイトで公開する。

 ICANNはこの試験の結果を受けて,続いてルート・ゾーン・ファイルの実環境テストを開始する。確認作業の手順は11月初めに公開し,12月には開始する予定。

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