米GoogleはWikiツールを手がける米JotSpotを買収した。JotSpot共同設立者兼CEOのJoe Kraus氏が米国時間10月31日に,Google公式ブログに投稿した記事で明らかにしたもの。

 JotSpotは,米Exciteの共同設立者であるKraus氏とGraham Spencer氏が,Exciteを退社したのち,3年前に立ち上げた企業。米メディアの報道(internetnews.com)によると,wikiベースのカレンダ,スプレッドシート,バグ追跡といったアプリケーションを提供している。

 また同社は今年7月に,ユーザー・インタフェースの強化や新機能の追加など,大幅なプラットフォーム向上を図った「JotSpot 2.0」を発表している(関連記事)。

 JotSpotのサービスはGoogleのソフトウエア・アーキテクチャに移管される。「Googleへの統合に注力するため」(JotSpot)に,新規ユーザー登録を打ち切る。ただし既存ユーザーには引き続きサポートを提供する。登録受け付け再開の際には, JotSpotのWebサイトに電子メール・アドレスを申請した登録希望者に通知するという。

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