米Microsoftは米国時間10月30日,「Windows Media Player 11(WMP 11)for Windows XP」の正式版を公開した。検索およびメディア管理技術を向上したほか,ユーザー・インターフェースの視覚的要素を拡充し,携帯型音楽プレーヤへのサポート強化を図った。同社Webサイトより無償でダウンロード可能。

 同社Windows部門コーポレート・バイス・プレジデントのMike Sievert氏はWMP 11 for Windows XP正式版について,「次期OS『Windows Vista』向けWMP 11で提供する機能の予告でもある」と述べた。

 米MTV Networksのデジタル音楽サービス「URGE」と密に連携し,11万人以上のアーティストと200万曲以上の楽曲を含む同サービスのライブラリからすばやく選曲できる。また,検索機能では文字入力ごとに検索結果を表示し,URGEや個人のライブラリ内で簡単に目当ての音楽やビデオを見つけ出すことが可能。

 そのほかの主な特徴は以下の通り。

・サムネイルやアルバム・アートを用いた閲覧,パーソナライズ機能によるユーザー・インターフェースの強化

・デバイスとの同期におけるシャッフルやリバース・オプションの追加,デバイスのライブラリ表示

 Microsoftによると,200種類以上の携帯型デバイスおyび家庭用ネットワーク・デバイスがWMP 11をサポートする予定。また,URGE以外にも多数のオンライン音楽および動画サービスやラジオ局がWMP 11との連携を想定するという。

発表資料へ