米Adobe Systems,米Verizon Wireless,米QUALCOMMは,Adobeの携帯電話向けFlash動作環境「Flash Lite」の提供に関して協力する。3社が米国時間10月25日に明らかにしたもの。Verizonの無線ネットワーク上で「Flash Lite for BREW」として提供し,Verizonの加入者向けコンテンツ・サービス「Get It Now」に対応した携帯電話でFlash向けコンテンツを利用できるようにする。

 Flash Lite for BREWは現在,韓国LG Electronicsの「The V(LG VX9800)」,米Motorolaの「Razr V3c」と「同V3m」,韓国Samsungの「SCH-a950」の4機種で利用可能。今後数週間のうちに対象機種を増やす予定である。

 3社は「Verizon Wirelessのユーザーは,Flashを利用した多機能なモバイル・コンテンツやアプリケーションを携帯電話で利用できるようになる」と説明する。

 またAdobeとスウェーデンのTelecaが同日発表した提携では,携帯電話のOEMとモバイル事業者が,Flash LiteとFlash配信向けサーバー用ソフト「FlashCast」を速やかに導入できるようにする。

 提携のもと,TelecaはAdobeモバイル・ソリューションの導入支援センターを世界各地に開設する。また今後1年以内にコンサルタント100人以上の研修を実施し,Flashベースのモバイル・ソリューションの実装と導入を推進する。さらに,モバイル向け機器とソリューションをEMEA(欧州,中東,アフリカ)地域で提供する予定である。

[発表資料(1)へ]
[発表資料(2)へ]