米IBMおよび米Oracleは米国時間10月24日に,企業向けLinuxベースのソリューションに関する戦略的提携を発表した。Linuxを搭載したIBMのメインフレーム「System z」とOracleのアプリケーションから成るソリューションの販売/マーケティングで協力体制を敷く。「中~大規模企業における業務処理,市場動向分析,コスト・パフォーマンスの効率化と総所有コストの削減を支援する」(同社)。

 具体的には,IBMの「System z9 Enterprise Class (z9 EC)」および「System z9 Business Class (z9 BC)」と,Oracleの「Oracle E-Business Suite」「Siebel CRM」「PeopleSoft Enterprise」などを統合したソリューションの販売活動を共同で展開する。

 また共同の販売活動を推進するにあたり,両社はフランスのモンペリエにあるOracle/IBM Joint Solution Centerとカリフォルニア州シリコンバレーにあるIBM Oracle International Competency Centerのリソースを増強する。

 これらの施設では,両社の販売チームがベスト・プラクティスと実装ガイダンスを顧客に提供できるよう教育するほか,System zユーザーや,Linux搭載System zで使われるOracleアプリケーションのユーザー向けのサポートも手がける。

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