米Googleは米国時間10月19日に,2006年第3四半期の決算を発表した。売上高は26億9000万ドルで前年同期の15億8000万ドルと比べ70%増加,前期の24億6000万ドルからは10%増となった。GAAPベースの純利益は7億3300万ドル(希薄化後の1株あたり利益は2ドル36セント)で,前期の7億2100万ドル(同2ドル33セント)から増益。営業利益は9億3100万ドルで,前期の8億1500万ドルから増加した。

 非GAAPベースの場合,純利益は8億1200万ドル(前期は7億7200万ドル),希薄化後の1株あたり利益は2ドル62セント(同2ドル49セント),営業利益は10億3000万ドル(同9億2500万ドル)。

 なお,提携パートナに支払う手数料(TAC)は8億2500万ドル(広告収入の31%)だった。

 同社傘下のWebサイトによる収入は16億3000万ドル(売上高全体の60%)で,前年同期と比べ84%急増,前期比で14%成長した。「AdSense」プログラムを通じたGoogle Networkの売上高は10億4000万ドル(同39%)で,前年同期比54%増加,前期比では4%増加した。

 海外の売上高が総売上高に占める割合は44%。前年同期のその割合は39%,前期は42%だった。「季節的に低迷する第3四半期に,海外事業が貢献してくれた」(同社CEOのEric Schmidt氏)

 ちなみに米メディアの報道(CNET News.com)によると,同日のGoogle株の終値は426.06ドル。その後決算が発表され,時間外取引で459.51ドルの値を付けた。

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