米Hewlett-Packard(HP)は米国時間10月17日,データ・センターにおけるIT資産を追跡する無線ICタグ(RFID)技術を開発し,大手小売店において試験運用を実施したと発表した。
同技術は,HPの研究機関HP Labsが開発したもの。試験運用は米中西部に170店舗を超える食料品店と専門店を展開する米Meijerで行われた。
同ソリューションは,RFID技術を利用して,自動的にデータ・センターの資産を監視し,リアルタイムでサーバー,ネットワーキング機器,ストレージといったデータ・センター内の資産を追跡および監査する機能を提供する。
同技術は,RFIDリーダーとRFIDタグを使って,追加した新しいデバイスやデバイスの移動を含め,データ・センター内における個別のコンポーネントの位置を監視する。センサー・インフラにより,データ・センター全体のデバイスの様子を高解像度で見ることができる。また,同システムは,サーバーとサーバー関連の機器の追加,変更,移動に関する履歴データを提供する機能を持つ。
HPは,同技術の製品化に向けて,さらに試験運用を進めていく予定だという。
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