米Hewlett-Packard(HP)は,買収を予定しているMercury Interactive株の公開買付(TOB)の期限を再度延期した。HPが米国時間10月16日に明らかにした。

 HPはMercuryを約45億ドルで買収する計画を7月25日に発表。1株当たり52ドルのTOBを開始した。

 当初は東部時間9月28日を期限としていたが,これを同10月13日に延期(HPのプレス・リリース)。今回,TOB実施期間をさらに延長し,同10月27日までとする。HPによると,10月13日時点で約8150万株を取得済みという。

 HPは,Mercury買収後に自社ソフトウエア部門の年間売上高が20億ドル以上に拡大し,2008会計年度に約10~15%成長すると見込んでいる。HP シニア・バイス・プレジデントのThomas Hogan氏は,「Mercuryのビジネス技術最適化(BTO)製品『BTO Enterprise』の強みと当社『OpenView』製品の強みを組み合わせることで,ITライフサイクルを通じて全社的IT管理を行うための統合ソリューション提供が可能になる」としている。

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