米Transmetaは,米IntelがTransmetaの米国特許10件を侵害しているとして,デラウエア州米連邦地方裁判所に提訴した。Transmetaが米国時間10月11日に明らかにしたもの。

 Transmetaは対象特許の詳細を伝えていないが,コンピュータ・アーキテクチャと省電力に関する技術と説明する。訴状によると,「Intelは少なくとも『Pentium III』『Pentium 4』『Pentium M』『Core』『Core 2』製品系列を含むさまざまなマイクロプロセサ製品の製造および販売を通じ,Transmetaの特許を過去から現在にわたって侵害している」という。

 TransmetaはIntelに対して,特許侵害製品の販売停止や,特許使用料/損害賠償/弁護士費用の支払いを求めている。

 米メディア(internetnews.com)によると,Transmetaは具体的な損害額などを明らかにしていないが,同社の広報担当者は「Intelは過去数年間に約1000億ドル相当の(特許侵害した)マイクロプロセサ製品を販売してきた」と述べたという。

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