米マイクロソフトは2006年10月6日(米国時間)、Windows Vistaのリリース候補版(RC)2を公開した。公開相手は限定されており、「TAP(Technology Adoption Program)」と呼ばれる登録プログラムの参加者や、「MSDN」や「TechNet」のメンバーなどが対象となった。RC1に比べて、性能や安定性、アプリケーションの互換性などを向上させたという。RC1で報告された不具合の修正なども施した。

 RC2の公開は、Windows Vistaの開発チームのブログで公表された。プラットフォーム&サービス部門のジム・オールチン共同責任者による「我々は、この製品のRTM(製造工程向け版)および発売の間近にいる。RC2は、RTMの前に公開する最後のビルドになるだろう。引き続き、フィードバックを寄せてほしい」との発言も引用されている。

 なお同ブログによれば、RC2はカスタマープレビュープログラムのメンバーにも一時的に公開された(ブログに記載されていたダウンロードページ)。だが2006年10月10日時点では、このページにアクセスしても、RC1の公開ページにリダイレクトされるようになっている。