米Microsoftは,Webブラウザの次期版「Internet Explorer 7.0(IE 7)」正式版(最終版)を2006年10月中にリリースする。開発者向けネットワークMicrosoft Developer Network(MSDN)のIE関連ブログにおいて,プログラム・マネージャのScott Graff氏が10月6日に明らかにした。リリース後,2~3週間後には自動更新機能経由で配布も開始する。ただし日本においては,自動更新による配布は2007年4月になる見込み(関連記事)。

 Microsoftでは,IE 7正式版を「2006年第4四半期(10月~12月)にリリースする(ダウンロード可能にする)こと」および「自動更新機能で配布すること」を既に公表している。今回同ブログにおいて,IE 7正式版のリリースおよび自動更新経由での配布を10月中に開始することが明らかにされた。このため,自動更新によるアップデートを有効にしている場合には,IE 7が自動的にインストールされることになる。

 ただし日本法人マイクロソフトでは2006年7月,国内においては,自動更新機能によるIE7の配布を6カ月遅らせることを明らかにしている。企業ユーザーに対する導入までの準備期間を考慮したためだという。このため,国内ユーザーに対する自動更新経由の配布は,2007年4月になる見込み。それ以前でも,ダウンロードセンター経由やMicrosoft Update経由などで,手動でIE 7をインストールすることは可能である。

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