米Time WarnerのAOLは米国時間10月4日,オンライン・コンテンツやサービスへのアクセスを簡素化するソフトウエア「OpenRide」を配布開始すると発表した。すべてのインターネット・ユーザーに提供するもので,電子メール,インスタント・メッセージング(IM),Webの閲覧および検索のほか,デジタル・エンターテインメントを提供する「Media Center」などを1つのインタフェースに統合した。

 ブロードバンド接続向けに最適化されており,同社Webサイトより無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP。

 AOL OpenRideでは,複数の機能を同時に利用できるように,画面が4分割されている。同社によると,「Media Centerのデジタル写真をIM経由で送信するのもクリック1つで行える」(同社)。なお,分割された各パネルの大きさは使いやすいサイズに調節できる。

 また,米Googleの「Gmail」や米Yahoo!の「Mail Plus」など,複数の電子メール・アカウントのメール・チェックも可能。相手がオンライン上に居るかどうかを確認する機能が付いた「Address Book」や「Buddy List」も用意する。

 Media Centerでは,同社のインターネット・ラジオ・サービス「AOL Radio with XM」を利用できるほか,デジタル写真やデジタル音楽も楽しめる。タブ機能つきのブラウザはサムネール表示が可能で,セキュリティ機能も装備する。

 なお同社はOpenRide以外にも,電子メール・ドメイン名サービス「My eAddress」,セキュリティ・ツール「Safety and Security Center」,子供のネット利用を管理する「Parental Controls」,5Gバイトの保存スペースなど,各種サービスや機能の無料化を行っている。

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