米McAfeeは米国時間10月3日,同社が米Citadel Security Softwareのすべての資産を買収することで最終合意に達したと発表した。McAfeeは現金約5600万ドルを支払うほか,運転資本に推定400万ドルを投入する。取引は2006年第4四半期に完了する見込み。

 Citadelは,セキュリティ・ポリシー準拠と脆弱性修復のための技術を手がける企業。企業が法規の要件や社内ポリシーを適用するための自動化ソフトウエアを開発している。

 McAfee社長のKevin Weiss氏は,「セキュリティ・リスク管理は,当社にとって最も成長著しい分野のひとつだ。今回の買収によって,当社は顧客が臨んでいる次世代のリスク管理ソリューションを開発できる」と述べる。「ePolicy Orchestrator,Preventsys,Policy Enforcer,Foundstoneといった既存製品をベースに,脆弱性の査定やポリシー準拠の推進などに向けた主要コンポーネントを提供する」(同氏)。

 ちなみに米メディアの報道(InfoWorld)によると,Citadelは株価が1ドルを下回ったために,5月にNASDAQ株式市場から上場廃止処分を受けている。

 McAfeeは今年6月にも,セキュリティ・リスク管理と法規準拠報告ソフトウエアの米Preventsysを買収しているMcAfeeのプレス・リリース

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