米ヒューレット・パッカード(HP)は2006年10月2日、ソニーが全世界で回収するとしたパソコン用バッテリーを交換しないと発表した。同社のバッテリーパックはオーバーヒートを防ぐ充電回路を搭載し、厳密な動作テストも実施しているため、事故が起きる可能性は少ないという。現状ではHP製のパソコンで、今回のソニー製バッテリーに関する事故は起きていないことから、交換の必要はないと判断した。交換しないという決定には、ソニーも合意している。

 バッテリーの回収はソニーが9月28日に発表。レノボや東芝、富士通が対応製品の回収・交換を公表している。