米Apple Computerと英国で携帯電話ネットワークを展開するモバイル事業者4社は,デジタル音楽配信に関する著作権使用料を作曲者,作詞者,音楽出版社に支払うことで合意した。英国の音楽著作権団体MCPS-PRS Allianceが英国時間9月28日に明らかにしたもの。

 Appleのほか,スペインTelefonica傘下の英O2,フランスのOrange,ドイツのT-Mobile,英Vodafoneは,MCPS-PRS Allianceおよび英国レコード産業協会(BPI:British Phonographic Industry)と3年間の契約を締結。デジタル環境で楽曲を販売した場合,売上高(付加価値税を除く)の8%を支払う。ストリーミング配信などの非オンデマンド・サービスでは,6.5%に設定する。

 「今回の契約は,合法的なデジタル音楽市場の今後の成長を後押しするだろう。英国は,欧州で最大の音楽ダウンロード市場だ。英Official UK Chartsによれば,今年に入って現在まで3400万曲の音楽が販売されており,すでに昨年の総数を上回っている」(MCPS-PRS Alliance)。

[発表資料へ]