買収に合意した両社の経営陣。左側はHP Personal System Groupのエグゼクティブ・バイスプレジデントTodd Bradley氏とCTOのPhil McKinney。右側はVoodooPCの共同オーナーであるRahul Sood氏とRavi Sood氏
買収に合意した両社の経営陣。左側はHP Personal System Groupのエグゼクティブ・バイスプレジデントTodd Bradley氏とCTOのPhil McKinney。右側はVoodooPCの共同オーナーであるRahul Sood氏とRavi Sood氏
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 米Hewlett-Packard(HP)は,カナダのゲーム向けパソコン・メーカーVoodooPCを買収することで両社が最終合意に達したことを,米国時間9月28日に発表した。買収金額などの詳細は明らかにしていない。取引は2006年11月に完了する予定。

 取引完了後,HPはゲーム業界に焦点を当てた部門を,Personal Systems Group事業部門内に新たに立ち上げる。VoodooPC共同経営者であるRahul Sood氏とRavi Sood氏が,それぞれ新部門の最高技術責任者,戦略およびマーケティング担当ディレクタに就任する。また,HPのPersonal Systems Group最高技術責任者のPhil McKinney氏が,新部門のジェネラル・マネージャを兼任する。

 HPは,VoodooPCを買収することにより,高性能ゲーム市場へのプレゼンス拡大と,世界におけるVoodooPCブランドの普及促進を図る。

 なおHPは,VoodooPCの現行の流通モデルとブランド名,マーケティングやサポートおよび開発業務を継続するとしている。

 さらにHPは9月29日,米Mercury Interactive株の公開買付(関連記事)の期間延長を発表した。当初は9月28日を期限としていたが,これを10月13日に延期する。9月28日の時点で,約7180万株を取得済みという。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]