米Microsoftは米国時間9月28日,同社の次期ポータル・サーバーとグループウエアにセキュリティ機能を提供する「Forefront Security for SharePoint」のベータ版を公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。

 同製品は,「Office SharePoint Server 2007」と「Windows SharePoint Services 3.0」にセキュリティ機能を提供する。ウイルスや望まないファイル,不適切なコンテンツなどを排除するために,最大5つのアンチウイルス・エンジンを同時に組み込むことが可能。中央管理機能とともに,サーバーのパフォーマンスを最適化するスキャン機能やパフォーマンス制御機能を提供する。

 同製品は,Microsoftが2005年に買収した米Sybari Softwareの企業向けセキュリティ・ソフトウエア「Antigen for SharePoint Server」をベースとしている。同社は,同じくSybariの技術を採用した「Forefront Security for Exchange Server」のベータ版を7月に公開している。これは,Exchange Serverにセキュリティと中央管理機能を提供するソフト。

 Forefront Security for SharePointの正式版は,SharePoint Server 2007とSharePoint Services 3.0と同時にリリースされる。企業には2006年末までに,一般向けには2007年初旬に提供開始が予定されている。

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