米J.L. Halseyの子会社であるLyris Technologiesは,電子メールのフィルタリングに関する調査結果を米国時間9月28日に発表した。それによると,誤って迷惑メールと判断されて遮断された正規のメールの比率は,米国では平均3.29%。これに対して欧州では平均0.75%だったという。

 米国では,cs.com(Compuserve.com)およびiwon.comにおける誤認率がきわめて高いという。Lyris Technologiesでは,「米国のメール・サービス・プロバイダおよびインターネット・サービス・プロバイダのほうが,欧州に比べて未承諾メールを厳しく防止しようとするため,合法的な電子メールまで遮断してしまっている」と分析する。

 米国の主要な2つの無料インターネット・メール・サービスについて見ると,Hotmailの2006年第2四半期における誤認率は18.2%で,前期の23.4%からあまり改善していない。これに対してGmailは,当期が2.97%で,前期の44%から大幅に改善した。

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