CompactFlash(CF)規格の標準化団体であるCompactFlash Association(CFA)が,CF仕様の新版「CF+&CompactFlash Specification Revision 4.0」をドイツで現地時間9月25日に発表した。これまで66Mバイト/秒だったCFインターフェースのデータ転送速度を,133Mバイト/秒に高速化している。新版はCFAのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 DMAでデータ転送を行う「Ultra DMA 133(UDMA 133)」インターフェース・モードにより,システムのプロセッサに負担をかけることなく133Mバイト/秒の転送を可能とした。UDMA 133モードは既存および後継CF仕様との互換性を備え,転送速度16Mバイト/秒のシステムとも接続できる。

 PCMCIA ATA Memoryモードも高速化し,最大133Mバイト/秒の転送が行える。現行製品の最大記憶容量は16Gバイトで,325種類以上のデジタル・カメラや150種類以上のハンドヘルド・パソコンのほか,心拍計,心臓細動除去器,プリンタ,MP3プレーヤ,ボイス・レコーダ,組み込みコンピュータなど410種類上の機器が使用している。メモリー・カードだけでなく,ネットワークや携帯電話機,各種周辺機器用のインターフェースとしても利用実績がある。

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