中国のレノボグループは、ソニー製バッテリーを搭載した同社製品「ThinkPad T43」が米国ロサンゼルスで発煙し火花が飛ぶ事故があったことを明らかにした。同社は事故が発生した製品の検査を進め、原因の解明に当たっている。

 2006年9月16日、ロサンゼルス国際空港において、あるユーザーが充電完了後に航空機に搭乗。その直後にThinkPad T43から煙が発生したため、機外に持ち出して煙や火花を消し止めたという。ThinkPadは製品によってはソニー製以外のバッテリーを採用しているが、事故のあった製品ではソニー製バッテリーを搭載していた。

 ソニー製バッテリーによる発火事故は、デルやアップルコンピュータの製品で発生。事故が明らかになった8月中旬以降、2社は該当するバッテリーの自主回収を進めている。

■変更履歴
事故の日付が確認できたので、本文に補足しました。[2006/09/25 19:55]