米国土安全保障省(DHS)はサイバー・セキュリティおよび電気通信担当の初代次官補(Assistant Secretary)にGregory Garcia氏を任命した。米国規格協会の国土安全保障規格委員会(ANSI-HSSP)が米国時間9月19日に明らかにした。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,同役職は2005年7月にDHS長官のMichael Chertoff氏が設置を発表したが,その後14カ月間空席のままだった。

 Garcia氏は,DHSに入省する前は,米情報技術協会(ITAA)で情報セキュリティ・ポリシーおよびプログラム担当バイス・プレジデントを務めていた。また,米下院科学委員会在籍時に,2002年のCyber Security Research and Development Act(サイバー・セキュリティ研究開発法)成立に貢献したことで知られる。

 ANSI-HSSP共同議長のDan Bart氏は同氏について,「以前からANSI-HSSPの取り組みの重要な支持者であり,米国サイバー対策およびポリシーに関する戦略の展開と推進で緊密に協力してきた人物。また前回のANSI-HSSP本会議ではサイバー・セキュリティ問題について熱弁を振るった」と説明した。

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