米RealNetworksは,同社の音楽配信サービス「Rhapsody」向けの新たな技術プラットフォーム「Rhapsody DNA」を立ち上げたことを米国時間9月18日に発表した。あわせて,同プラットフォームに関する米SanDiskとの提携を明らかにした。

 両社の提携のもと,今秋より米国市場でSanDiskのMP3プレーヤ「Sansa e200」シリーズにRhapsody DNAを組み込む。英EMI Recorded Music,ドイツBertelsmannとソニーの合弁会社Sony BMG Music Entertainment(Sony BMG),フランスVivendiと同社完全子会社のUniversal Music Group(UMG),米Warner Music Groupやインディーズ・レーベルの楽曲を約32時間分プリロードして提供する。

 Sansa e200シリーズはフラッシュ・ベースの携帯型音楽プレーヤで,最上位モデルの「e280」は記録容量が8Gバイト。microSDスロットに別売りのカードを装着すれば10Gバイトまで拡張可能。最大2500曲分の音楽を保存できる。そのほか,記録容量2Gバイトの「e250」,同4Gバイトの「e260」,同6Gバイトの「e270」があり,写真閲覧や動画再生が可能。米Microsoftのデジタル著作権管理技術「Windows DRM」をサポートし,FMチューナとFM録音機能,ボイス・レコーディング機能を備える。

 Rhapsody DNAは,RealNetworksのデジタル著作権管理技術「Helix」をベースにする。Microsoftの「PlaysForSure」仕様に対応したデバイスで利用可能。RealNetworksは,SanDisk以外のデバイス・メーカーとも,同プラットフォームの統合について共同作業を進めているという。

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