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 米Xeroxが,高さ100分の1インチ(約0.25mm)という極小フォント「MicroText Specialty Imaging Font」を米国時間9月14日に発表した。身元証明書や小切手といった重要書類に同フォントで個人情報などを印刷すれば,偽造が困難になるという。

 現在でも,例えば米国の20ドル札には小さな文字で「The United States of America 20 USA 20 USA」と印刷されているが,MicroTextフォントは「微小印刷を次の段階へ進める」(Xerox)ことができるという。

 MicroTextフォントがどの程度小さいかを示すため,Xeroxは「100ページある本の内容をMicroTextフォントで印刷すると,標準的な8.5×11インチ(約216×279mm,レター・サイズ)用紙1枚に収まる」という例を挙げた。

 既に同フォントは,小切手などの個人向け文書を印刷するための商用プリンタ向けソフトウエア「Xerox FreeFlow Variable Information Suite 5.0」で利用可能となっている。

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