米Juniper Networksと米Symantecは米国時間9月12日,統合セキュリティの分野で,広範な戦略的提携を結んだと発表した。業界で最高水準のソリューションを企業向けに提供するのが狙い。

 提携のもと,ネットワークの統合脅威管理(UTM:Unified Threat Management)ソリューションや,不正侵入防御システム(IPS:Intrusion Protection Systems)ソリューションの開発に共同で取り組む。両社は,「Juniperの製品がSymantecのセキュリティ・ソリューションに対応すれば,ユーザーはネットワーク構成を簡素化し,高品質のセキュリティおよびネットワーク・ソリューションを導入できる」と説明する。米メディア(internetnews.com)によると,共同ブランド製品を90~120日以内に提供する見通し。

 また,統合アクセス制御およびエンドポイント規格準拠ソリューションを共同開発する。なお,これらのソリューションについては,ネットワーク接続の標準仕様「TNC(Trusted Network Connect)」をサポートする。

 さらに,セキュリティ脅威に関する研究で協力体制を敷くほか,販売およびマーケティングも共同で展開する。

 Symantec,会長兼CEOのJohn W. Thompson氏は,「両社の主要技術を連携させ,ネットワーク・アクセスを制御する包括的なソリューションを提供したい。業界をリードするセキュリティ企業同士が手を組むことで,企業ユーザーを最も危険な脅威から防御する」と述べた。

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