米JPMorgan Chase傘下のChase Card Servicesは,クレジット・カード保有者260万人分の個人情報を誤って廃棄したことを,米国時間9月7日に明らかにした。同社は連邦当局および地元当局と協力して捜査を進めているという。

 Chase Card Servicesによると,捨てられたのは米Circuit City向けに発行しているクレジット・カードの口座保有者の情報を格納したテープ。鍵のかかったボックスに入れた状態で圧縮処理され,ゴミ処分地に埋められた。

 同社は関連のあるすべての口座について調べているが,個人情報がアクセスおよび不正使用された形跡は今のところないという。

 同社は「今後同様の事故が起こらないよう,セキュリティ手続きの強化を図り,既存のデータ保存および保護プロセスを見直す」としている。

 該当する口座保有者への通知は同日より始めており,完了するまでに2~3週間かかる見通し。問題のテープに社会保障番号が記録されていた顧客には,1年間の信用監視サービスを無償で提供する。

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