インテルの企業パソコン向けプラットフォーム「vPro」のロゴ
 米インテルは2006年9月7日(米国時間)、企業パソコン向けプラットフォーム「vPro(ヴィープロ)」の構成要素を発表した。

 vProプラットフォームを採用するパソコンは、CPUに同社の最新のデュアルコアCPU「Core 2 Duo」を備え、同社製のチップセット「Q965 Expressチップセット」と、ギガビットイーサネット対応のLANチップ「82566DM」を搭載。同時に管理機能や仮想化技術も備える。

 インテルは2006年4月25日に、新ブランドとしてvProを発表済みだが、チップセットとLANチップの種類についての説明はなかった。今回、vProの構成要素が明らかになったことにより、今後、数週間から数カ月にかけて、主要なパソコンメーカーがvProを採用するパソコンを販売する。

 すでに、米ヒューレット・パッカードやMCJなどがvProを採用したデスクトップパソコンを発表している(関連記事)

 vProを採用するパソコンには、インテルの最新の統合グラフィックスが搭載される。これは次世代OS「Windows Vista」がより快適に動作することを示す、「Windows Vista Premium」対応のハードウエア要件を満たすという。

 なお、携帯ノート向けプラットフォーム「Centrino Duo」の次世代版(開発コード名:Santa Rosa)では、vProが持つ運用管理やセキュリティー機能が搭載されるという。Santa Rosaは2007年に登場する予定である。

 国内では10月に、パソコンメーカーやソフトウエアメーカーとともに、vProの発表会を行う予定。そこでは、その時点で発表済みのvProパソコンが展示されるとともに、今後製品を出荷する予定のメーカーなどが紹介されるという。