米Azulstar Networks，米Cisco Systems，米IBM，米SeaKayの4社で構成するグループSilicon Valley Metro Connectは，シリコンバレーで広域無線ネットワーク・サービスを展開する。Ciscoが米国時間9月5日に明らかにしたもの。サービス地域は42自治体，1500平方マイル（約3885平方キロメートル）弱あり，住民や就労者，旅行者など240万人が無線ブロードバンド・インターネット接続を利用可能になるという。
Silicon Valley Metro Connectは，Ciscoの無線メッシュ・ネットワーク・インフラをベースにシステムを構築する。IBMはネットワーク設計および統合サービスのほか，公的機関など向けアプリケーションを提供する。Azulstar Networksがネットワーク運営を担当し，SeaKayは公益事業者などの必要に応じたネットワーク設定を行う。
サービスは，通信速度が最大1Mビット／秒の基本無料サービスと，VoIPやビデオ・ストリーミングが利用可能な有料サービスで構成する。通信規格はIEEE802.11b／g。また2007年より，2G～11GHz帯を使うIEEE802.16（WiMAX）によるサービスを提供する。
米メディア（InfoWorld）によると，ユーザーのノート・パソコンや各種通信機器はIEEE802.11b／gで無線ネットワークに接続し，無線メッシュ・ネットワークとバックボーン有線ネットワークのあいだは指向性アンテナを取り付けたIEEE802.11a対応機器で接続するという。
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