ノルウェーのOpera Softwareは現地時間9月5日,電子デバイス向けOperaソフトウエア開発キット(SDK)の後継版「Opera 9 for Devices」のリリースを発表した。ミニアプリケーションを簡単に組み込んでスクリーン上に表示できるウイジェット機能を搭載する。「セットトップ・ボックス(STB)や携帯型メディア・プレーヤ,ゲーム機といった各種電子デバイスでウイジェット機能を実装できるようになる」(Opera Software)。

 Opera 9 for DevicesではAJAX対応を強化。Webforms 2.0やXpathに準拠し,CSS 3やCanvas,SVG 1.1 Basicを一部サポートするなど,標準規格の採用を拡大した。APIを用いて「Adobe Flash Player 7」を組み込める。

 また,一般的なデバイス・プラットフォーム向けにポーティング済みであるため,「Operaブラウザを簡単に統合し,製品投入までの期間を短縮できる」(同社)。

 Opera 9 for Devicesは同社Webサイトを通じて入手可能。

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