米Sprint Nextelは,VoIPサービスを手がける米tglo.com(旧VoiceGlo Holdings)および米theglobe.comに対して起こしていた特許侵害訴訟で和解に達した。同社が米国時間8月31日に発表した。和解条件のもと,tglo.comとTheglobe.comはSprint Nextelから問題となっていた特許技術のライセンス供与を受ける。そのほかの条件は明らかにしていない。

 Sprint Nextelは2005年10月,theglobe.comとその子会社であるtglo.com,および米Vonage Holdingsの3社がVoIPサービスと関連機器において同社が保有する特許7件を侵害したとして提訴。該当する特許技術の使用差し止めと損害賠償を求めていた。

 theglobe.comの社長でありtglo.comの財務責任者を務めるEd Cespedes氏は,「今回の和解が,tglo.comとtheglobe.comの現在および今後の業務に実質的な影響を与えることはない」とコメントしている。

 米メディアの報道(internetnews.com)によると,VonageはSprint Nextelの特許を侵害していないと主張しており,両社は2007年8月から法廷で争うことになるという。

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