松下電器産業の100%子会社であるパナソニックコミュニケーションズが米国時間9月1日,Wi-Fi対応無線LANアクセス・ポイント経由で直接Skypeによる通話が可能な端末を開発中と発表した。同端末は,パソコンを使わずにSkypeの発着信が行える。米eBay傘下のSkype Technologiesから「Skype Certified」認定ロゴを取得し,2006年第4四半期に米国で利用可能とする予定。

 同端末は,Skype端末やSkypeソフトウエアを搭載したパソコン/モバイル機器との通話だけでなく,固定電話や携帯電話機に対応した発信サービス「SkypeOut」および着信サービス「SkypeIn」,ボイスメール・サービス「Skype Voicemail」も利用できる。Skype対応Wi-Fi電話機からの転送も可能。

 公衆Wi-Fiホットスポット経由の発着信にも対応しており,利用時にWebブラウザを使った認証を行う必要がない。

 なお,松下グループは,コードレス電話機をSkype対応電話機として使うためのUSBアダプタ「KX-TGA575S」を販売している。これらシステムでは,Skypeのアドレス帳や通話履歴を共有できるという。

[発表資料(松下)]