米Microsoftは,次期OS「Windows Vista」の製品候補版1(RC1:Release Candidate 1)を,TechBetaプログラムと技術導入プログラム(TAP:Technology Adoption Program)の参加者向けに公開した。Microsoft製品マネージャのNick White氏が米国時間9月1日,TechNetのWindows Vista関連ブログで明らかにしたもの。開発者向けネットワークMSDNおよびTechNetの会員向けの提供は,9月第2週に開始する予定。

 RC1について,Microsoftプラットフォーム&サービス担当共同社長のJim Allchin氏は「ベータ2版から多くの点を改善した」と述べる。ユーザー・インタフェースの調整,デバイス・ドライバの追加,性能の改善を施しており,「RC1は,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)が自社製アプリケーションの検証に使うべきビルド」(同氏)という。

 ただし,同氏は「まだ完成の域には達しておらず,品質改善作業を続ける。製造段階(RTM:Release To Manufacturing)に向けてアプリケーションの互換性確保に取り組み,最終的な仕上げを行う」としている。

[White氏の投稿]